大人の隠れ家の求人ブログ

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採用担当の池田さん
このブログを書いている人

担当:池田

女の子第一優先!猫好きも来てください♡

店長ブログ:848件 61~80件を表示
  • 📓【❺代表の独り言日記】


    10代の頃地元の友達とコンビニに集まるのが日課だった。
    特にやることもなくただ立ち話。
    誰かがくだらない話を始めて、全員で大笑いして、気づけば夜が明けそうになっていた。

    大人になった今思えば、あの時間は「無駄」だったのかもしれない。
    お金が増えるわけでも、経験値が積み上がるわけでもない。
    でも、あの頃の笑い声や空気感が
    自分の根っこの部分を作った気がする。

    真面目な顔して授業を受けてた時間よりも、
    将来の夢を語るよりも、
    「くだらないことで笑った時間」の方が記憶に残ってる。

    大人になると効率や成果を求めがちだけど、
    人間って結局、そういう無駄の中に支えられて生きてるんだろう。

    10代の自分に会えたら、こう言うかもしれない。
    「その時間は無駄じゃない」

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  • 📓【代表の独り言日記❹】


    十代の頃からどこにいても「ここじゃない」という感覚があった。
    学校にいても落ち着かず、地元の友達といても、なぜか違う気分になっていた。
    笑ってはいるけど、心の奥ではずっと「自分の居場所はここじゃない」と繰り返していた。

    18歳で風俗の仕事を始めたのは、生活のためでもあり、同時に“興味本位”からだ。
    自分がこの世界でどれほど通用するのか好奇心が強かった。

    20歳になったとき、大阪へ飛び出した。
    住む場所も決めず、働く店も決めず、財布の中には片道の金と少しのお金だけ。
    「何とかなる」なんて無根拠な自信を抱えながら。
    けれど実際に街に立ってみると、明るいネオンの下で、自分の影ばかりが長く伸びている気がした。

    あの頃は、毎日が不安で仕方なかった。
    同時に、不安の中でしか味わえない熱もあった。
    居場所が見つからないからこそ、必死に動いて、
    居場所がないと分かっているからこそ夜を歩き回った。

    今思えば、居場所なんて最初から与えられるものじゃない。
    正解の答えが用意されているわけでもない。
    誰かに保証されるのでもなく、結局は「ここで生きてみるか」と自分で決めるしかない。

    そしてその決意の積み重ねが、振り返ったときに“居場所だった”と名前がつくのだろう。
    あの頃の僕に教えてやれるならこう言うだろう。

    居場所は探すものじゃない。
    生き抜いた時間が、あとから勝手に居場所になるんだと。

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  • 📓【代表の独り言日記❸】


    コンビニで買い物をしていたら、前に並んでいた男性が小銭を床に落とした。
    彼は慌てずに静かに拾って店員に「すみません」と言った。
    たったそれだけの出来事なのに妙に頭から離れなかった。

    誰だってああいう小さな失敗をする。
    だがその後の態度で人の印象は大きく変わる。
    恥じるでもなくただ「すみません」と微笑んだその姿に、
    生き方の余裕みたいなものを感じた。

    俺はどうだろう。
    経営の場で小さな失敗をしたとき、つい言い訳を探してしまう。
    数字のズレ、スタッフとの行き違い、女の子の相談に答えられなかった瞬間。
    「仕方ない」とごまかすことはできても、
    あの男のように笑って「すみません」と言えただろうか。

    きっと、人間の器は大きな場面ではなく、
    ああいう何気ない場面で測られていく。

    人生ってのは案外そういう小さな場面で心を試されてるのかもしれない。

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  • 📓【代表のひとこと日記❷】



    『調子いいときほど、心の中は静かじゃなかったりする。』

    今日は、まあまあいい日だった。
    トラブルもなく、予約も埋まってて、女の子たちもそれぞれ頑張ってた。
    お店がちゃんと“回ってる”日だった。

    でも、なぜか、気持ちは落ち着かなかった。



    昔は、「調子がいい=心も晴れるもんだ」と思ってた。
    でも、今はちょっと違う。
    むしろ、うまくいってるときほど、
    「このバランス、いつ崩れるかな」って、
    どこかで構えてしまう自分がいる。

    ありがたいことが続くと、
    それを失う想像ばかりしてしまう。
    そういうクセが治らない。



    でも最近はそれを「ダメなこと」とは思わなくなった。
    不安があるから準備ができる。
    疑い深いから誰かに丁寧になれる。
    弱さを知ってるから優しくできる。

    完全な人間じゃないからこそ、
    こうして店をやれてるのかもしれないと思う。



    だから今日はこれでよし。
    調子がいい日に心がザワついててもいい。
    それを無理やり直そうとしないこと。
    それも、ちょっとした“整え方”のひとつだと思う。



    また明日も、お店は普通に開く。
    女の子たちがそれぞれの理由を持って出勤してくれる。
    その積み重ねを、ちゃんと守れる自分でいたい。



    この店が、誰かの「整えなおす場所」になれたらいい。
    今日は、そんなことを思った。

    最後に竹内栖鳳が明治の欧州渡航時に動物園で初めて「獅子」を見てテンションが上がり帰国後に金屏風に仕立てたものを見て興奮しましたので共有します🦁

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  • 📓【代表の独り言日記1】


    ある時なんとなく本を読もうと開いた。
    三島由紀夫。


    初めて読んで
    言葉の鋭さが心地よかった。

    「完全なものを壊したくなるのは、渇望だ」

    そんな一文があって、
    ああ、自分もなにかを渇望してたんだろうなと思った。
    なんの不足もないのに、心がじっとしてくれない。
    妙にわがままな自分がずっとどこかにいる。



    別にポジティブになったわけじゃない。
    「明日からまた頑張ろう!」みたいな気分でもない。
    でも少しだけ頭の中が静かになった気がします。





    もし、今ちょっとだけざわついてる人がいたら
    何かを変えようとしなくてもいいのかもしれません。

    とりあえずランニングして
    本でも読んで
    静かな日を過ごすのも悪くないです。


    好評でしたら
    たまにこういうブログを書いていこうと思います🥹👌

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  • 🎭【❸バイトから店長そして孤独と大金】


    3年働いてようやく任される店ができた。
    責任も重くなり、毎日が目まぐるしく過ぎていった。
    その頃、バイトとして入ってきたのが今の大人の隠れ家の店長だった。

    最初は「物静かで大丈夫か」と思うくらいどこか抜けていた。
    けれどおおらかで、人に優しく、場を和ませる不思議な空気を持っていた。
    気づけばスタッフの中で一番、女の子たちに安心感を与える存在になっていた。

    やがて俺が別の店舗を任されることになりバイトだった彼を店長に据えることにした。
    あのときの判断は正しかった。
    彼の持つ“人の心をやわらげる力”は、数字以上に大切なものだったからだ。

    一方で俺は出世し、大きな金額を動かす立場になった。
    給料袋は分厚くなり、初めて大金を手にしたときの高揚感は確かにあった。
    けれど一人でその紙幣を数えていると、胸に広がるのは空虚さだった。
    力を得たはずなのに、なぜか孤独が濃くなっていく。

    思えば、俺が数字に追われて孤独を抱えている間、店長は店の空気を穏やかに保ち続けていた。
    立場も役割も違ったけれど、その存在はいつも俺の支えになっていた。

    大金は確かに力をくれた。
    けれど、孤独をやわらげてくれたのは、人だった。
    バイトで入ってきた彼を店長に据えたあの日からそのことを思い知らされている。


    そんな店長が面接致します。

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  • 『初めて男として惚れた漢』

    俺には、初めて「この人みたいになりたい」と思った漢がいる。

    その人は店を持っていて、背中ひとつで空気を変える力があった。
    派手さではなく、生き方そのものに惚れた。
    立ち姿も、言葉も、沈黙すらも俺の目には格好よく映っていた。

    けれど、その店はある時に消えた。
    理由なんてどうでもよかった。
    ただ、あの灯りがなくなった瞬間、心に穴が空いたのを今でも覚えている。
    「この店は俺が必ず復活させる」
    その思いが大阪で頑張るモチベーションにもなった。

    ある日、その人と山奥を走っていたときのことだ。
    窓を開けると冷たい風が入ってきて、しばらく沈黙が続いたあと、とひと言。
    「自分のことなんか、自分を理解してくれる人間が一人でも居れば大丈夫」

    その言葉は、不思議と胸の奥に深く残った。
    10人に否定されても、1人が支えてくれるなら前に進める。
    その「1人」の存在が、どれだけ大きな意味を持つかを教えられた気がした。


    「復活させる」という約束は、今や俺の生き方そのものを支えている。

    あの人に惚れたこと。
    あの人の店が消えたこと。
    そして、山奥で聞いた一言。
    全部が、今の俺をここに立たせている。

    原点はいつも一人の男だった。
    その背中を超えることはないかもしれない。
    けれど、あの言葉を胸に、今も走り続けている。
    そして夢は近くなれば目標になるから夢を持ち続ける事を。

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  • 【自分の価値を試すために大阪に出た日】



    大人の隠れ家の始まりです🐝

    18歳。広島の夜でデリヘルのドライバーとして働きはじめた。
    深夜キャストを送り届けた帰りの道路はやけに広く感じた。
    誰もいない安佐南区の交差点で信号待ちをしながら
    「俺はこのまま、ここで終わるのかな」と考える事が多くあった。

    お金も同世代ではそこそこ。
    ご飯も食べれるし、毎日遊んで
    不自由無かったんだけどなにか足りない。
    そんなモヤモヤを抱えたまま2年が過ぎた。

    20歳のある日唐突に決めた。
    住む場所も、働く場所も決めずに大阪へ行くと。
    理由は簡単だ
    自分の価値を試したかった。
    見知らぬ街で自分がどこまで通用するのか。
    それだけだった。

    新大阪駅に着いたとき財布の中身は来月の支払いも含めて20数万円。

    ホテルに泊まるお金も勿体なかったから。興味本意もあり西成の一泊1500円の宿に、三畳一間の窓なし

    入った瞬間『あ、だめなやつや』
    結局寝れもしないから働く場所を探す為にヤローワークを開いた
    一番上に載っていたのは大手の風俗店だった。

    次の日面接に行くと想像していた怖さより
    人の数とスピード感そしてミナミのど真ん中に立つ自社ビルに圧倒された。
    「ここでなら、何か掴めるかもしれない」
    そう思った瞬間、もう引き返す理由はなかった。

    あれから何年も経った今でも、
    あのときの心臓の音を覚えている。
    不安と期待がごちゃ混ぜになって、
    息が少しだけ熱くなるような、あの感覚だ。

    あの日がなければ、今の俺はいない。
    そう言い切れるくらい、あれは俺の“始まり”だった。

    そしてその場所で今の店長とも出会うのです^_^

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  • 🍒【初めて飛田を歩いた夜】




    休日に初めて飛田新地を歩いた。

    大通りを外れて急に空気が変わったのを覚えている。
    細い路地の両脇に家々が並び、各家の入り口で女の子たちが笑顔を浮かべて座っていた。
    目の奥だけはどこか違って見えた。
    その視線が一斉にこちらを追ったとき、足が止まりそうになった。

    「兄ちゃん、寄っていき」
    呼び込みの声は軽く聞こえるのに、拒めない圧をまとっていた。
    ただの一言で自分の未熟さや場違い感がすべて見透かされる気がした。

    観光客がスマホをかざして怒鳴られている。
    その横を、常連らしい男が迷いなく扉をくぐっていく。
    同じ通りに「初めて」と「慣れきった日常」が同居している光景。
    その境目に立っていたのは、自分ひとりだけだった。

    ただ歩いているだけなのに、体は熱を帯び背中に汗が伝っていった。
    心臓は脈を打ち、手のひらには汗がにじみ呼吸は浅くなる。
    数分のはずが、何時間も閉じ込められているように感じた。

    結局、何もできずに通りを抜けた。
    けれど、不思議と後悔はなかった。

    踏み込めなかった分だけ、鮮明に記憶に焼きついた。

    飛田を出て見上げたコンビニの白い光がやけに安心に見えた。
    非日常の裏で、日常はこんなにも温かいのかと思った。
    欲望が渦巻く街を背にしたあと、ただのコンビニの明かりに救われた自分がいた。

    飛田新地。
    大阪に住んで「人間の笑顔は本物かどうか」なんて簡単に判断できないと思うようになった。
    だからこそ忘れられない。
    遊んだ夜ではなく入れなかった夜の方を。

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  • 💫【帰り道の御堂筋ふと立ち止まった夜】



    初日寮のドアを開けた瞬間に部屋の狭さよりも匂いに驚いた。
    カーペットに染みついた消臭剤と、寮の仕事特有の香水の残り香。
    それが大阪での新しい生活のはじまりだった。

    昼過ぎに出勤するとスタッフたちの動きは早くて声もデカい。
    新人の俺は、とにかく笑顔と「はい」の繰り返し。
    分からないことを聞く暇もなく、電話は鳴りっぱなし、女の子は入れ替わり立ち替わり出入りしてくる。
    気がつけば、終電もとっくに過ぎていた。

    一週間には、もう“慣れたふり”を覚えた。
    仕事を覚えていないのに、堂々と動く。
    心臓はバクバクだが、それを見せると一瞬で食われる。
    この会社は弱さを嗅ぎ取るのが異常に早い感じがした。

    一か月頃には初めてのミスで女の子を怒らせた。
    理由は簡単、送迎の順番を間違えた。
    その夜は何も食べず、寮のベッドで天井を見ながら、
    「広島に帰ろうかな」と思った。
    同時に「いや、帰れば恥ずかしい」とも思った。

    少し慣れた頃、上司の一人が笑いながら煙草を差し出してくれた。
    「お前、意外とやれるやん」
    その言葉がやけに嬉しかった。


    キツさと不安と謎の湧き出る自信。
    それがあの時の全てでだった。

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  • 静かな季節に思うこと。


    店の空気って、不思議だ。
    同じ照明、同じ部屋、同じ香りなのに、
    人の流れが少し止まるだけで、
    まるで時間そのものがゆっくりと沈んでいく。

    この時期は、いわゆる“閑散期”。
    カレンダーが冷たく進むように、客足もどこか控えめになる。

    でも、この静けさが嫌いじゃない。
    むしろ、ここにこそ「隠れ家」の本質がある気がする。
    賑やかさに隠れて見えなかった“人の芯”が、こういう時ほど見えるからだ。

    キャストたちも、こういう時期に成長する。
    「最近ちょっと指名減ったんです」とか、
    「ブログ、書いてみようかな」とか、
    小さな変化を自分の中に見つけて、
    それを行動に変える子が出てくる。
    それが何より嬉しい。

    派手なイベントやSNSの波に乗ることも大事だ。
    けど、どんな店も、どんな人も、
    “静けさに何をするか”で、本当の強さが決まると思う。

    売上が落ちたとき、焦るよりも、
    磨く。見直す。整える。
    人も店も、静かに力を蓄える時間が必要なんだ。

    秋の夜風が少し冷たくなってきた。
    そんな中でも灯りを絶やさずに、
    一人でも帰ってきてくれるお客様を温かく迎えられるように。
    それが、隠れ家という場所の“意味”だと思っている。

    静かな夜にこそ、
    灯りの美しさは際立つ。

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  • 出る杭は打たれる

    だからこそ立ち続けてほしい

    「出る杭は打たれる」
    誰もが知っているこの言葉。
    でも本当の意味を理解している人は少ないかもしれません。

    頑張れば必ず何か言われる。
    指名を取れば妬まれる。
    人気が出れば、陰で噂をされる。

    けれど、考えてみてください。
    叩かれるのは「あなたがちゃんと立っているから」です。
    存在感を示しているからこそ、視線も集まり、言葉も飛んでくるのです。


    埋もれている人は誰からも叩かれません。
    注目もされなければ嫉妬もされない。
    でもそれは誰の記憶にも残らないということです。

    隠れ家では、挑戦する子を全力で応援します。
    打たれても折れずに立ち続ける女の子は、必ず輝きを増していきます。
    その強さは、お客様にも伝わり、自然と信頼と結果につながります。


    孤独を越えて強さに変える

    最初は不安もあるでしょう。
    「周りにどう見られているんだろう」
    「私なんて大丈夫かな」

    そう思うのは当然です。
    でも安心してください。
    このお店は、同じように一歩踏み出した女の子が集まっています。
    支え合いながら、それぞれが杭として立ち続けています。

    孤独を感じる時こそ、本当の強さを育てるチャンスなんです。



    隠れ家が大切にしていること

    隠れ家は「ただ稼げばいいお店」ではありません。
    女の子一人ひとりが、自分の人生を強く歩んでいけるように環境を整えています。

    ・人間関係の安心感
    ・挑戦を肯定する空気

    出る杭は打たれる。
    でも隠れ家では、杭であることを誇りにできるようにサポートします。



    応募を考えているあなたへ

    もしあなたが「今の環境では輝けない」と感じているなら、ぜひ隠れ家の扉を叩いてほしい。
    出すぎた杭でいい。
    打たれてもいい。
    大切なのは「立ち続ける覚悟」を持つこと。

    ここでは、その覚悟を笑う人間は誰もいません。
    むしろ全員で背中を押します。

    「打たれてもいい、杭であれ」
    その姿勢が、あなたの人生をもっと自由にしてくれます。

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  • 🌙【最終話 新人スタッフが目にした「女の子たちの素顔」】


    新人スタッフが言った一言が今も耳に残っている。

    「女の子たちって思ってたより普通なんですね」

    彼は驚いたように笑っていた。
    その言葉に僕もつい笑ってしまった。

    そう、普通なのだ。
    誰かの娘であり、友達であり、ただ日常を生きている女の子たちだ。
    そこに事情や背景が重なっているだけで、本質は変わらない。

    働いている姿ばかりを見ていると忘れがちになるけれど、
    待機中に眠そうにあくびをしたり、
    スマホのゲームに熱中していたり、
    友達の愚痴をこぼしていたり。
    その何気ない素顔こそが一番リアルで愛おしい瞬間だ。

    新人スタッフの目には、それが新鮮に映ったのだろう。
    「普通なんですね」その一言に、この仕事のすべてが詰まっている気がした。

    この業界に入って
    いろんな人と出会った。
    支えてもらったこともあれば、支えきれなかったこともある。
    感謝と後悔が入り混じって、心の奥に沈殿している。

    それでも、最後に残るのはやっぱり人の表情だ。
    泣き顔よりも、怒った顔よりも、ふとした笑顔。
    あれがあるから、自分もここまで歩いてこられたのだと思う。

    人は特別な瞬間よりも、普通の一瞬に救われるのかもしれない。
    何も起きない夜、交わした小さな会話、
    そして「普通ですね」と笑われた瞬間。
    そういう断片が、静かに心に積もっていく。


    これで一区切り。

    この余白の先に、それぞれの物語が続いていきますように。

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  • 🌙【第11話 新人のスタッフがぽろっと言った一言】


    新人スタッフというのは最初は何もかもが新鮮だ。
    慣れてしまえば見えなくなることを、彼らは素直に口にする。

    入って数日の若いスタッフが、片付けを手伝いながらこう漏らした。

    「この仕事って…思ってたより難しいんですね」

    最初は、ただの一言に聞こえた。
    だが、あとになってじわじわ効いてきた。

    彼は最初、メンズエステというものを「楽に稼げる」「女の子が働いているだけ」と思っていたらしい。
    でも、実際に電話を取って、お客様に予約を案内して、
    女の子の待機中の表情やちょっとした愚痴に触れて、
    「ここは仕事場である前に、人と人が交わる場なんだ」
    そう感じたんだろう。

    経営者にとっては当たり前のことでも、
    新人にとっては“発見”なんだ。
    そして、その発見があるから、組織はまた新しい空気を取り込める。

    数字や戦略を追うのは経営者の仕事だ。
    だが、女の子が「ここなら頑張れる」と笑う瞬間や、
    スタッフが「ここは思ったより人間くさい」と呟く瞬間に、
    本当の意味で店の価値は宿るんだと思う。

    あの日の彼の言葉は、ありふれていたけど、不思議と耳に残った。
    その“ありふれた視点”こそが、僕には一番欠けがちだから。



    ▶次回予告

    新人スタッフが目にした「女の子たちの素顔」。

    そこにあったのは、想像よりもずっとリアルで、温度のある日常だった。

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  • 🌙【第10話「頑張りたい」と言ったその子が、

    🌙【第10話「頑張りたい」と言ったその子が、次の日に笑いながら口にした“ある一言”。それが店の空気を変えた。】


    人は一度つまずくと立ち直るよりも逃げるほうが楽だ。
    だから「もう一度頑張りたい」という言葉には軽さと重さが同居している。

    「また出勤していいですか?」
    LINEが入ったのは夜中の2時を過ぎた頃だった。

    こういう連絡は珍しくない。
    “辞めるつもりだった子が戻りたいと言う”メンエスではよくある話だ。
    ただし大事なのは言葉じゃなくて行動。
    どれだけ強い気持ちを並べても翌日に顔を出さなければそれまでだ。

    だから正直、期待はしていなかった。
    けれど次の日の昼。

    「おはようございます!」
    笑顔でそう言った瞬間事務所の空気がふっと変わった。

    事務所のスタッフが「おぉ、戻ってきたんだ」って軽く笑って、
    店長も「おかえり」みたいな表情をして。
    それまでのピリついた雰囲気が、嘘みたいに柔らかくなった。

    僕に向かって彼女が言った。
    「来ないと思ってたでしょ?笑」

    冗談みたいに笑っていたけどその奥には決意がにじんでいた。
    逃げるのは簡単だったはずだ。
    でも彼女は“戻る”という一番しんどい選択をした。

    仕事が上手くいくとか、稼げるとか、それももちろん大事だ。
    けれど「ここなら、もう一回やり直してもいいかも」って思える空気をつくれるかどうか。
    その空気を守るのが、僕の仕事なんだと改めて思った。



    ▶次回予告

    新人のスタッフがぽろっと言った一言。
    「代表、この仕事って思ってたより○○ですね」

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  • 🌙【第9話『もう一度だけ、ちゃんと頑張ってみたかった─

    🌙【第9話『もう一度だけ、ちゃんと頑張ってみたかった─あの子が戻ってきた理由』】


    仕事をしてると「辞めます」って言葉は珍しくない。
    正直何度聞いても慣れないけど、それが現実。

    だから、辞めていった子が戻ってきたときはやっぱり驚く。
    営業後事務所の扉を開けて立っていた彼女の姿は少し現実離れして見えた。

    「もう一度働かせてください」

    そう言われた瞬間ちょっと笑ってしまった。

    その一言が嬉しかった。


    ◆辞める理由と、戻る理由

    辞める理由は、無数にある。
    人間関係、体力、家庭、気持ちの問題。
    でも、戻る理由は驚くほど少ない。

    そのひとつが「もう一度だけやってみたい」だった。

    たったそれだけの言葉に、人が人生を変える力が宿ることがある。



    「もう一度」その言葉に込められた希望はたぶん誰にでもある。

    自分の中で「一度やってみる」って感覚は意外と強い。
    リセットしたくなる瞬間って誰にでもあるはず。

    その気持ちを笑わず受け入れる。
    それを受け止める場所を作り続けること。
    それが僕の役目なんだろう。
    難しい理由なんてなくてただ「もう一度」。
    その繰り返しで続いてる。

    ーーーー

    ▶次回予告

    「頑張りたい」と言ったその子が、
    次の日に笑いながら口にした“ある一言”。
    それが店の空気を変えた。

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  • 🌙【第8話『腹減ったな〜…なんか食うか

    🌙【第8話『腹減ったな〜…なんか食うか
    ”笑顔がこぼれた夜。』】

    週末の夜。
    その日は全員出勤で
    珍しくバタバタした1日だった。

    終わった後、スタッフで
    「腹減ったな〜…なんか食うか」って話になって、
    待機してた女の子も巻き込んで
    近所の焼肉屋へ。

    気づいたらスタッフ3人
    女の子2人の感じの食事会に。




    若いスタッフが
    生センマイが来たあたりから、
    「これ初めて食べました、こっぱうまいですね」って言ったのがきっかけで、
    少しずつ笑いが増えていった。

    ごはん食べながら、くだらない話をして、
    途中で「この店の裏話教えてくださいよ」って聞かれて、
    店長がちょっと焦ってたのも笑えた。



    「誰かとこうやって食べるの、いつぶりだろ…」

    それを聞いて、場の空気が少しあたたかくなった。

    若いスタッフが「ここ入ってよかったと思ってくれた?」って軽く聞いたら、
    その子はちょっと笑って「はい、思ってますよ」って答えた。



    この仕事って、基本ひとりで戦うような面もあるけど、
    こういう“ちょっと息抜きできる時間”があるだけで、
    なんか救われることもある。

    別に仲良しグループじゃなくていい。
    でも、安心できる空気があるかどうかって、
    働く上ではかなり大事なんだと思う。



    このブログを読んでるあなたへ。

    「人付き合い苦手かも」って思ってる子も多いと思う。

    誰かとふっと笑える瞬間がある職場です。

    派手じゃないけど、
    働いてて“ちょっとほっとする”って、わりと大事ですよ。



    ▶次回予告

    『「もう一度だけ、ちゃんと頑張ってみたかった」──あの子が戻ってきた理由。』

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  • 🌙【第7話『「今日もがんばったな」って、

    🌙【第7話『「今日もがんばったな」って、ひとりで思える夜が増えた──“静かな自立”の話。』】



     ちょっとずつ、生活を整えたいだけで…」

    面接でそう言った彼女は静かで物腰のやわらかい子だった。
    ガツガツしてるタイプではなく、
    「私なんかにできるのかな」って不安を抱えながら来た感じ。

    でも、その“控えめさ”の中に、ちゃんと意志があった。



    彼女は、最初から何かを飛び越えるような働き方はしなかった。
    ただ、一日一日を丁寧にこなしていった。
    誰かに褒められたくてやっているわけでもない。

    たぶん、「自分の生活を、自分の手でなんとかしたい」
    それだけだったと思う。



    最初の1ヶ月は、特に何も“目立つ出来事”はなかった。
    ただ静かに、ちゃんと出勤して、ちゃんと帰っていた。

    けれど2ヶ月目くらいから、
    施術中の会話に少しずつ笑顔が増え、
    お客様からのリピートも自然と増えていった。



    彼女は結局、3ヶ月で辞めた。
    「次の仕事が決まりました」と言って。

    最後の挨拶は、短くて静かだったけれど、
    来たばかりの頃とはまるで違って見えた。



    このお店は、“自分を立て直す場所”にはなれると思っている。

    「少しずつ、マシな自分になっていく」
    そんな女の子の背中を、何度も見てきた。



    今このブログを読んでくれているあなたへ。

    頑張りすぎてもしんどいし、焦っても空回りする。
    だから、最初の一歩は静かでもいい。

    「今日も、自分なりにちゃんとやった」
    そんなふうに思える夜が増えていくことを、
    うちはいちばん大事にしたいと思ってます。



    ▶次回予告

    『腹減ったな〜…なんか食うか
    ”笑顔がこぼれた夜。』

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  • 🌙【第6話『「今まで、こんなふうに働けたことなかったです」

    🌙【第6話『「今まで、こんなふうに働けたことなかったです」逆転劇』】

    面接に来たとき、彼女はとにかく不安そうだった。
    表情もかたく
    「あ、この子は相当“人間関係”で苦労してきたな」とすぐに分かった。

    「たぶん…私、うまくいかないと思います…」
    面接でそんなこと言う子なかなかいません。
    でもそこに嘘がない分逆に信用できた。



    最初の1週間は、案の定緊張でガチガチ。
    お客様にも気を使いすぎて空回りしたり、
    帰り道に「すみません、迷惑かけてないですか?」って連絡が来たり。

    変なプライドがない分人の話を素直に聞ける子だった。



    少しずつ空気が変わり始めたのは、
    2〜3週間が経った頃。

    「今日、常連のお客様に“また来てほしい”って言われたんです」
    と、うれしそうに報告してきた。
    目がちょっとだけキラキラしてた。

    きっと、久しぶりに“肯定された”感じがしたんだろう。



    そのあとも、彼女は地道に積み重ねていった。
    無理せず、焦らず、でもちゃんと丁寧に。



    誰にでも最初は不安がある。
    でも、それを少しずつ越えていける子がちゃんといる。
    あの子がその証明だった。



    「人見知りだし、人間関係が怖い」
    そんなふうに思っているなら、無理に自信を持たなくて大丈夫です。

    最初は小さな一歩でも、
    それをちゃんと受け止めてくれる場所があれば、
    人は思ってるより強くなれます。

    うちは、そういう場所でありたいと思っています。



    ▶次回予告

    『「今日もがんばったな」って、ひとりで思える夜が増えた──“静かな自立”の話。』

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  • 🌙【第5話「ただ稼ぐ」じゃなかった。…


    🌙【第5話「ただ稼ぐ」じゃなかった。“あの子”が選んだ生き方。】

    「お金が目的なんです」って子はよく来ます。
    それが普通なんで面接でそう言われても驚きません。

    でもその子はちょっと違いました。
    20歳受け答えは丁寧なんだけど
    「とにかく稼がなきゃ」っていう焦りが声にも動きにもにじんでた。



    でも不思議と真面目で器用。
    施術はちゃんとしてるし、
    接客も自然体で、どのお客さんからも「また呼びたい」って言われる。

    本人は「全然自信ないですけど…」って言うけど、
    そもそもそういう子の方がお客さんにちゃんと届くんですよね笑



    半年くらい経ったある日
    こんなことを言いました。

    「最初は“ただ稼ぐだけ”って思ってたけど、
     最近は“どう働くか”もちょっと大事だなって思うようになってきました」

    こっちはその変化が嬉しくて、
    「笑、成長したじゃん笑」って思ったけど
    本人は照れたように笑うだけでした。




    あの時の表情は最初に来たときの彼女とまるで違っていて。
    少し肩の力が抜けたように見えました。



    この仕事は確かに「稼ぐため」に来る子が多いです。
    それでいいと思ってます。

    でもちゃんと向き合って働くうちに、
    “お金以外の何か”を見つけていく子がいるのもまた事実です。

    それが「自分の働き方」とか「人との距離感」だったり、
    ちょっとしたことだったとしても、
    その変化って、すごく大事なんだと思ってます。



    もし今「とにかく稼がなきゃ」って気持ちがあるなら、
    それで大丈夫。

    でも、ここで働いていく中で、
    “思ってもみなかった自分”に出会えることもあるかもしれません。

    そんな場所を、目指しています。



    ▶次回予告

    『「今まで、こんなふうに働けたことなかったです」──元・ネガティブ最強女子の逆転劇』

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