大人の隠れ家の求人ブログ

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採用担当の池田さん
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担当:池田

女の子第一優先!猫好きも来てください♡

店長ブログ:903件 61~80件を表示
  • 🌙【第7話『「今日もがんばったな」って、

    🌙【第7話『「今日もがんばったな」って、ひとりで思える夜が増えた──“静かな自立”の話。』】



     ちょっとずつ、生活を整えたいだけで…」

    面接でそう言った彼女は静かで物腰のやわらかい子だった。
    ガツガツしてるタイプではなく、
    「私なんかにできるのかな」って不安を抱えながら来た感じ。

    でも、その“控えめさ”の中に、ちゃんと意志があった。



    彼女は、最初から何かを飛び越えるような働き方はしなかった。
    ただ、一日一日を丁寧にこなしていった。
    誰かに褒められたくてやっているわけでもない。

    たぶん、「自分の生活を、自分の手でなんとかしたい」
    それだけだったと思う。



    最初の1ヶ月は、特に何も“目立つ出来事”はなかった。
    ただ静かに、ちゃんと出勤して、ちゃんと帰っていた。

    けれど2ヶ月目くらいから、
    施術中の会話に少しずつ笑顔が増え、
    お客様からのリピートも自然と増えていった。



    彼女は結局、3ヶ月で辞めた。
    「次の仕事が決まりました」と言って。

    最後の挨拶は、短くて静かだったけれど、
    来たばかりの頃とはまるで違って見えた。



    このお店は、“自分を立て直す場所”にはなれると思っている。

    「少しずつ、マシな自分になっていく」
    そんな女の子の背中を、何度も見てきた。



    今このブログを読んでくれているあなたへ。

    頑張りすぎてもしんどいし、焦っても空回りする。
    だから、最初の一歩は静かでもいい。

    「今日も、自分なりにちゃんとやった」
    そんなふうに思える夜が増えていくことを、
    うちはいちばん大事にしたいと思ってます。



    ▶次回予告

    『腹減ったな〜…なんか食うか
    ”笑顔がこぼれた夜。』

    求人情報はこちら
  • 🌙【第6話『「今まで、こんなふうに働けたことなかったです」

    🌙【第6話『「今まで、こんなふうに働けたことなかったです」逆転劇』】

    面接に来たとき、彼女はとにかく不安そうだった。
    表情もかたく
    「あ、この子は相当“人間関係”で苦労してきたな」とすぐに分かった。

    「たぶん…私、うまくいかないと思います…」
    面接でそんなこと言う子なかなかいません。
    でもそこに嘘がない分逆に信用できた。



    最初の1週間は、案の定緊張でガチガチ。
    お客様にも気を使いすぎて空回りしたり、
    帰り道に「すみません、迷惑かけてないですか?」って連絡が来たり。

    変なプライドがない分人の話を素直に聞ける子だった。



    少しずつ空気が変わり始めたのは、
    2〜3週間が経った頃。

    「今日、常連のお客様に“また来てほしい”って言われたんです」
    と、うれしそうに報告してきた。
    目がちょっとだけキラキラしてた。

    きっと、久しぶりに“肯定された”感じがしたんだろう。



    そのあとも、彼女は地道に積み重ねていった。
    無理せず、焦らず、でもちゃんと丁寧に。



    誰にでも最初は不安がある。
    でも、それを少しずつ越えていける子がちゃんといる。
    あの子がその証明だった。



    「人見知りだし、人間関係が怖い」
    そんなふうに思っているなら、無理に自信を持たなくて大丈夫です。

    最初は小さな一歩でも、
    それをちゃんと受け止めてくれる場所があれば、
    人は思ってるより強くなれます。

    うちは、そういう場所でありたいと思っています。



    ▶次回予告

    『「今日もがんばったな」って、ひとりで思える夜が増えた──“静かな自立”の話。』

    求人情報はこちら
  • 🌙【第5話「ただ稼ぐ」じゃなかった。…


    🌙【第5話「ただ稼ぐ」じゃなかった。“あの子”が選んだ生き方。】

    「お金が目的なんです」って子はよく来ます。
    それが普通なんで面接でそう言われても驚きません。

    でもその子はちょっと違いました。
    20歳受け答えは丁寧なんだけど
    「とにかく稼がなきゃ」っていう焦りが声にも動きにもにじんでた。



    でも不思議と真面目で器用。
    施術はちゃんとしてるし、
    接客も自然体で、どのお客さんからも「また呼びたい」って言われる。

    本人は「全然自信ないですけど…」って言うけど、
    そもそもそういう子の方がお客さんにちゃんと届くんですよね笑



    半年くらい経ったある日
    こんなことを言いました。

    「最初は“ただ稼ぐだけ”って思ってたけど、
     最近は“どう働くか”もちょっと大事だなって思うようになってきました」

    こっちはその変化が嬉しくて、
    「笑、成長したじゃん笑」って思ったけど
    本人は照れたように笑うだけでした。




    あの時の表情は最初に来たときの彼女とまるで違っていて。
    少し肩の力が抜けたように見えました。



    この仕事は確かに「稼ぐため」に来る子が多いです。
    それでいいと思ってます。

    でもちゃんと向き合って働くうちに、
    “お金以外の何か”を見つけていく子がいるのもまた事実です。

    それが「自分の働き方」とか「人との距離感」だったり、
    ちょっとしたことだったとしても、
    その変化って、すごく大事なんだと思ってます。



    もし今「とにかく稼がなきゃ」って気持ちがあるなら、
    それで大丈夫。

    でも、ここで働いていく中で、
    “思ってもみなかった自分”に出会えることもあるかもしれません。

    そんな場所を、目指しています。



    ▶次回予告

    『「今まで、こんなふうに働けたことなかったです」──元・ネガティブ最強女子の逆転劇』

    求人情報はこちら
  • 🌙【第4話『半年経って届いた、たった一行のLINE』】


    『半年経って届いた、たった一行のLINE』

    「お店…まだありますか?」

    そのLINEが届いたのは、深夜1時を少し過ぎた頃。
    懐かしい名前だった。
    あの子が卒業してもう1年は経っていた。

    すぐに「あるよ」とだけ返したけれどそこに返事はありませんでした。



    彼女がいたのは、ほんの2ヶ月間。
    “人見知りだけど、気配りだけは負けない”──
    そんな子だった。

    人との距離を測るのが上手で、
    でも、どこかずっと一人で戦ってるような雰囲気があった。

    「目標金額を達成したら辞めます」
    そう言って、本当に2ヶ月きっかりで店を離れていった。

    去る時も、あっさりだった。
    最後の挨拶も、事務的で。

    「冷たい子だな」と思ったわけじゃない。
    ただ、あの子なりに自分を守っていたのだと思う。



    そのLINEから数日後、
    返信がきて近くまで来たというので
    外で少しだけ会った。

    「また目標が出来ちゃいました。」

    静かに、そう呟いた。



    “ただ稼げる場所”を探していたら、
    きっと他にもいくらでもあったと思う。
    でも、彼女がここを思い出してくれたのは──
    たぶん、“働く自分が嫌いにならなかった場所”だったのか。



    このブログを読んでくれているあなたへ。
    もし今、どこにも居場所がないと感じているなら、
    焦って答えを出さなくてもいい。

    1年経っても、帰ってきたいと思える場所があること。
    それが、人生にとってどれだけ大きいか。



    ▶次回予告

    『「ただ稼ぐ」じゃなかった。“あの子”が選んだ生き方。』

    求人情報はこちら
  • 🌙【第3話「卒業していった女の子の話」】


    「週1で、短期間だけ働きたいんです」

    年齢は20代。
    昼間はコールセンターで働きながら、家では年老いた母親の介護をしているそんな生活をしていた。

    週1で様子を見ながら少しずつ。
    会話も少なくどこか距離を置いているような子だったけれど、
    どのお客様にも丁寧に気持ちを込めて接していたのが印象に残っている。



    ある日精算途中に彼女が言った。

    「母に新しいベッドを買ってあげたいんです」

    豪華な買い物でもブランドでもない。
    ひとつの親孝行。

    それが“その子の目標”なら、僕達は応援したいと思った。



    それから1年。
    彼女は黙々とシフトをこなした。
    決して無理はせずでも一日一日を真剣に積み重ねた。
    背中で努力が伝わってくる子だった。

    そしてある日。
    「今月で卒業したいです」とLINEが届いた。



    僕達はいつも通り
    卒業祝いを渡した。

    彼女は受け取って、一言だけ
    「ありがとうございました」と言ったあと笑ってくれました。


    この仕事は誰にでもできる仕事じゃない。
    けれど、「何のために働くのか」が明確な子ほど、静かに強くなっていく。

    彼女が選んだのは派手な成功ではない。
    静かな決意と小さな夢を叶えるための働き方だった。



    このブログを読んでくれている方へ。

    今あなたが、
    「稼がなきゃいけない」
    「でも、どこにも頼れない」
    そんな気持ちの中にいるのなら──

    無理に笑わなくてもいい。
    言葉にしなくてもいい。
    この“隠れ家”は、あなたの物語を大切に受け止めます。



    ▶次回予告

    『半年経って届いた、たった一行のLINE』

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  • 🌙【第2話『救えなかったあの子へ』】

    何年か前の夏でした。
    面接に来たのは、22歳の女の子。
    声が小さく、でも妙に大人びていた。

    「前の店で、色々あって……それで辞めました」
    そう言って、ほとんど何も語らなかった彼女。
    名前も、本名かどうかは今でも分かりません。

    うちは未経験でも歓迎なので、彼女のことも受け入れました。
    最初の施術は震えていたけれど、1週間もすると、お客様から指名がつくようになった。



    ある日、ふいに聞いたんです。
    「夢とか、あるの?」って。

    彼女は少し黙って、
    「うーん…安心して寝たい、ですかね」
    と笑いました。

    その時、何かが引っかかりました。
    でも詮索するのはルール違反だと思って、何も聞きませんでした。



    ある日を境に、彼女は出勤しなくなりました。
    連絡も取れず、LINEも既読にならない。
    最初の1週間は「他の仕事が忙しいのかも」と思ってた。
    でも、なんとなく分かってました。
    もう来ないだろうなと。



    あの時、もっとちゃんと話を聞いていれば、
    無理にでも引き止めていれば、
    何か変わっていたんじゃないか
    今でも、ふと思い出す時があります。



    この仕事には、明るい話ばかりじゃありません。
    でもそのぶん、「ちゃんと守る」「ちゃんと向き合う」っていう姿勢が本当に大事だと、彼女に教えてもらいました。

    だから今、面接で来てくれる子には必ず言います。
    「ここでは、無理をしなくていいから」と。



    このブログを見てくれているあなたが、もし
    「過去に働いて嫌な思いをした」
    「傷つくのが怖い」と思っているなら、
    それでも、もう一度だけ信じてみてほしいんです。

    うちは、そういう場所になりたくて、この店をつくりました。



    ▶次回予告

    →「卒業していった女の子の話」

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  • 🌙【第1話 『あなたにだけ話す本音〜』】

    『隠れ家には、過去を背負った女の子たちが集まります』

    ― 代表の過去と想い ―

    はじめまして。
    このメンズエステの代表をしている者です。

    僕自身、若い頃はまともでは無かったです。
    昼より夜に生きていたしまともに人と向き合えなかった時期もありました。
    お金に執着しすぎて大事な人や信頼もいくつか失いました。

    でもそんな中でもふと、
    「誰かに居場所を作れるような人間になりたい」
    そんな気持ちが心の奥に残っていて。
    それがこの店の“はじまり”です。



    当店は、いわゆる「華やかなメンエス」ではないかもしれません。
    でも、地に足がついた店である自信はあります。

    来てくれる女の子の中には、
    ・若いけど落ち着いてる子
    ・ひとりで子どもを育てながら必死なシングルマザー
    ・人に言えない過去を抱えた子
    ・何も分からないまま飛び込んできた素人の子

    …そんな子たちが多く在籍しています。
    そして僕は、彼女たちを「商品」じゃなく「一人の人間」として向き合ってきました。



    僕が面接で大切にしてるのは、見た目だけじゃありません。
    話し方や礼儀、その子の目の奥にある“覚悟”や“優しさ”のようなものを見ています。

    「ちょっと変わりたい」
    「もう騙されたくない」
    「今度こそ、自分の力で稼ぎたい」

    そう思ってる子に、うちは合う店だと思います。



    目標金額があるなら、一緒にプランを立てます。
    卒業するときには、卒業祝いを渡します。
    だってこの店は、「過去の自分に与えたかった場所」を形にしたものです。



    当店は、静かで、優しくて、そしてちょっと強い。
    そういう“隠れ家”です。



    ▶次回予告

    ・『救えなかったあの子へ。』

    次回以降は、もっと中身を深掘りしていきます。

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  • セラピストさん大大大募集✨


    『大人の隠れ家』のアピールポイントっ!

    ☆女の子第一優先を日々心がけています♪勤務の際不安なことがあれば一緒に解決します!

    ☆女性スタッフ有!少しでも不安をとり除ければと思います◎

    ☆当店では身バレ防止のアリバイ会社有!安心して働くことが出来ます◎

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    当店を一緒に盛り上げてくれるセラピスト大募集してます!
    お電話やTwitterDMにてお待ちしてます♪
    LINE:https://lin.ee/Ic42KrX

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  • ウシジマくんを読んで思うこと



    ページをめくるたび胸がざらつ。
    善悪なんて曖昧で、努力や誠実さが確実な救済になるわけでもない。
    人は追い詰められた時、思考より先に生活が崩れる。
    プライドより先に、欲と恐怖が姿を見せる。
    ウシジマくんはそれを静かに映す鏡だと思った。

    作中で誰が悪いのかと考えると、答えはどこにもない。
    加害者も被害者も役割でしかなく、
    ただ弱さと選択が連鎖していくだけだ。
    借金も堕落も依存も、一夜にして起きない。
    小さな妥協、小さな逃避、小さな約束の破綻が積もり、
    ある日突然、人生が音を立てて崩れる。

    怖いのは暴力ではなく、リアルさだ。
    堕ちるプロセスが現実と地続きであること。
    手を伸ばせば触れられそうな距離に地獄があること。

    お金は尊い。
    だが同時に残酷。
    お金そのものが人を汚すのではなく、
    お金の不足が本性を露出させる。
    優しかった顔が歪み、友が敵に変わり、
    情が甘さに変わった瞬間から縁は腐り始める。
    それを誤魔化さず描く作品だからこそ重い。

    そして読みながら思った。
    経営者が情に溺れると組織は死ぬ。
    助けたい気持ちは美しいが、現実は数字で動く。
    救う責任を背負えないのなら、情は毒になる。
    切ることは冷酷ではなく、未来を守る選択になる。
    捨てるのではなく、線引きを持つということ。
    その判断を下す手が震える夜を、経営者は知っている。

    ウシジマくんは救いを用意しない。
    奇跡も綺麗な逆転も用意しない。
    それなのに、読後に残るのは希望に近い感情だ。

    なぜか。

    現実を直視した者だけが、前に進めるからだ。
    甘さを削ぎ、欲を制し、自分の弱さと向き合う。
    その覚悟を持てた時、人は強くなる。
    作品の残酷さは、むしろ生きるための指南書のようだ。

    これは闇の漫画ではない。
    現実を生き抜くための教科書だ。

    静かに思う。
    優しさは大切だ。
    だが流されない優しさでなければ意味がない。
    守るべきものを守るためなら、冷たさすら必要だ。

    それを言葉にしないまま突きつけてくるのが、
    ウシジマくんという作品の恐ろしく正直な美しさだと思う。

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  • ❤️‍🔥講習ってどんな事するの?❤️‍🔥




    大人の隠れ家求人担当、池田です!

    講習って聞いて

    「セクハラされるのかな?」
    「長時間拘束されるのかな?」

    と不安に思うかもしれませんが、
    当店では講習を受ける✨未来のセラピストさん✨の個人に合ったペースで講習を進めていきます!

    なので「いきなり言われても分からない!」なんて事はないのでご安心ください😉

    主にお客様来店されてからの流れと、シャワーまでのご案内、施術、施術後のシャワーまでのご案内、お客様ご帰宅までの流れを大体80分ほどで説明及び講習を行います!

    勿論セクハラ講習等は一切ないのでご安心ください🎶気軽な気持ちで受けていただければと思います🙆‍♀️

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  • 人を可愛いがり、裏切られる


    スタッフを育てるのは親のような気持ちになる。
    最初は何も知らなくてぎこちなくてそれでも一生懸命な姿を見てると、
    「伸びる」「守ってやりたい」と思ってしまう。

    ご飯を一緒に食べて話を聞いて、悩みも一緒に背負って。
    時には怒って、時には笑って。
    まるで家族みたいに過ごす時間が増えるほど、距離が近くなる。

    だけどその距離は、時に毒になる。
    こちらが「仲間」だと思ってる間に、相手は「上手く利用できる人」になってることがある。
    金、居場所、甘え。
    与えすぎた優しさは、いつか依存に変わる。

    そして、裏切りはいつも突然だ。
    笑顔の裏に、もう違う考えを持っていることもある。
    それを見抜けなかった自分が、いちばん情けない。

    それでも、俺は人を可愛いがることをやめられない。
    裏切られても、傷ついても、結局は“人”で成り立つ商売だから。
    人を信じなきゃ、何も始まらない。

    だから俺はまた新しいスタッフに言う。
    「頑張ろうな」って。
    裏切られても、信じる勇気を捨てたくはない。

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  • 人はいつも去ることで何かを守り残ることで何かを背負う。

    店をやっていると、別れは日常だ。
    夢を見て飛び込んできた子が、気づけばいなくなっている。
    誰かの「もう一度頑張ります」という言葉が、翌週には既読にならない。

    それでも残る者がいる。
    体調を崩しても、気まずい空気の中でも、最後まで責任を果たそうとする者がいる。
    そういう姿を見て、俺はいつも胸が熱くなる。
    派手な言葉よりも、静かに続けるその背中が一番強い。

    経営は、去る者を責めず、残る者を信じることだと思う。
    「もう無理です」と言われても、「分かった」とだけ返す。
    そこに情はあるが、執着はない。
    人はそれぞれのタイミングで、違う空を見上げるからだ。

    残った者には、共に未来を創る権利がある。
    そして、去った者にもまた、違う場所で輝く自由がある。

    今日もまた、誰かが去り、誰かが残る。
    それが現実であり、成長の証だ。
    静かにドアが閉まる音を聞きながら、俺はもう一度決意する。
    「残る者たちのために、ここをもっと強く、あたたかい場所にしよう」と。

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  • 📓【❺代表の独り言日記】

    10代の頃地元の友達とコンビニに集まるのが日課だった。
    特にやることもなくただ立ち話。
    誰かがくだらない話を始めて、全員で大笑いして、気づけば夜が明けそうになっていた。

    大人になった今思えば、あの時間は「無駄」だったのかもしれない。
    お金が増えるわけでも、経験値が積み上がるわけでもない。
    でも、あの頃の笑い声や空気感が
    自分の根っこの部分を作った気がする。

    真面目な顔して授業を受けてた時間よりも、
    将来の夢を語るよりも、
    「くだらないことで笑った時間」の方が記憶に残ってる。

    大人になると効率や成果を求めがちだけど、
    人間って結局、そういう無駄の中に支えられて生きてるんだろう。

    10代の自分に会えたら、こう言うかもしれない。
    「その時間は無駄じゃない」

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  • 📓【代表の独り言日記❸】

    コンビニで買い物をしていたら、前に並んでいた男性が小銭を床に落とした。
    彼は慌てずに静かに拾って店員に「すみません」と言った。
    たったそれだけの出来事なのに妙に頭から離れなかった。

    誰だってああいう小さな失敗をする。
    だがその後の態度で人の印象は大きく変わる。
    恥じるでもなくただ「すみません」と微笑んだその姿に、
    生き方の余裕みたいなものを感じた。

    俺はどうだろう。
    経営の場で小さな失敗をしたとき、つい言い訳を探してしまう。
    数字のズレ、スタッフとの行き違い、女の子の相談に答えられなかった瞬間。
    「仕方ない」とごまかすことはできても、
    あの男のように笑って「すみません」と言えただろうか。

    きっと、人間の器は大きな場面ではなく、
    ああいう何気ない場面で測られていく。

    人生ってのは案外そういう小さな場面で心を試されてるのかもしれない。

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  • 📓【代表の独り言日記❹】

    十代の頃からどこにいても「ここじゃない」という感覚があった。
    学校にいても落ち着かず、地元の友達といても、なぜか違う気分になっていた。
    笑ってはいるけど、心の奥ではずっと「自分の居場所はここじゃない」と繰り返していた。

    18歳で風俗の仕事を始めたのは、生活のためでもあり、同時に“興味本位”からだ。
    自分がこの世界でどれほど通用するのか好奇心が強かった。

    20歳になったとき、大阪へ飛び出した。
    住む場所も決めず、働く店も決めず、財布の中には片道の金と少しのお金だけ。
    「何とかなる」なんて無根拠な自信を抱えながら。
    けれど実際に街に立ってみると、明るいネオンの下で、自分の影ばかりが長く伸びている気がした。

    あの頃は、毎日が不安で仕方なかった。
    同時に、不安の中でしか味わえない熱もあった。
    居場所が見つからないからこそ、必死に動いて、
    居場所がないと分かっているからこそ夜を歩き回った。

    今思えば、居場所なんて最初から与えられるものじゃない。
    正解の答えが用意されているわけでもない。
    誰かに保証されるのでもなく、結局は「ここで生きてみるか」と自分で決めるしかない。

    そしてその決意の積み重ねが、振り返ったときに“居場所だった”と名前がつくのだろう。
    あの頃の僕に教えてやれるならこう言うだろう。

    居場所は探すものじゃない。
    生き抜いた時間が、あとから勝手に居場所になるんだと。

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  • 📓【代表のひとこと日記❷】

    『調子いいときほど、心の中は静かじゃなかったりする。』

    今日は、まあまあいい日だった。
    トラブルもなく、予約も埋まってて、女の子たちもそれぞれ頑張ってた。
    お店がちゃんと“回ってる”日だった。

    でも、なぜか、気持ちは落ち着かなかった。



    昔は、「調子がいい=心も晴れるもんだ」と思ってた。
    でも、今はちょっと違う。
    むしろ、うまくいってるときほど、
    「このバランス、いつ崩れるかな」って、
    どこかで構えてしまう自分がいる。

    ありがたいことが続くと、
    それを失う想像ばかりしてしまう。
    そういうクセが治らない。



    でも最近はそれを「ダメなこと」とは思わなくなった。
    不安があるから準備ができる。
    疑い深いから誰かに丁寧になれる。
    弱さを知ってるから優しくできる。

    完全な人間じゃないからこそ、
    こうして店をやれてるのかもしれないと思う。



    だから今日はこれでよし。
    調子がいい日に心がザワついててもいい。
    それを無理やり直そうとしないこと。
    それも、ちょっとした“整え方”のひとつだと思う。



    また明日も、お店は普通に開く。
    女の子たちがそれぞれの理由を持って出勤してくれる。
    その積み重ねを、ちゃんと守れる自分でいたい。



    この店が、誰かの「整えなおす場所」になれたらいい。
    今日は、そんなことを思った。

    最後に竹内栖鳳が明治の欧州渡航時に動物園で初めて「獅子」を見てテンションが上がり帰国後に金屏風に仕立てたものを見て興奮しましたので共有します🦁

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  • 📓【代表の独り言日記1】

    ある時なんとなく本を読もうと開いた。
    三島由紀夫。


    初めて読んで
    言葉の鋭さが心地よかった。

    「完全なものを壊したくなるのは、渇望だ」

    そんな一文があって、
    ああ、自分もなにかを渇望してたんだろうなと思った。
    なんの不足もないのに、心がじっとしてくれない。
    妙にわがままな自分がずっとどこかにいる。



    別にポジティブになったわけじゃない。
    「明日からまた頑張ろう!」みたいな気分でもない。
    でも少しだけ頭の中が静かになった気がします。





    もし、今ちょっとだけざわついてる人がいたら
    何かを変えようとしなくてもいいのかもしれません。

    とりあえずランニングして
    本でも読んで
    静かな日を過ごすのも悪くないです。


    好評でしたら
    たまにこういうブログを書いていこうと思います🥹👌

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  • 🌙【最終話 新人スタッフが目にした「女の子たちの素顔」】

    新人スタッフが言った一言が今も耳に残っている。

    「女の子たちって思ってたより普通なんですね」

    彼は驚いたように笑っていた。
    その言葉に僕もつい笑ってしまった。

    そう、普通なのだ。
    誰かの娘であり、友達であり、ただ日常を生きている女の子たちだ。
    そこに事情や背景が重なっているだけで、本質は変わらない。

    働いている姿ばかりを見ていると忘れがちになるけれど、
    待機中に眠そうにあくびをしたり、
    スマホのゲームに熱中していたり、
    友達の愚痴をこぼしていたり。
    その何気ない素顔こそが一番リアルで愛おしい瞬間だ。

    新人スタッフの目には、それが新鮮に映ったのだろう。
    「普通なんですね」その一言に、この仕事のすべてが詰まっている気がした。

    この業界に入って
    いろんな人と出会った。
    支えてもらったこともあれば、支えきれなかったこともある。
    感謝と後悔が入り混じって、心の奥に沈殿している。

    それでも、最後に残るのはやっぱり人の表情だ。
    泣き顔よりも、怒った顔よりも、ふとした笑顔。
    あれがあるから、自分もここまで歩いてこられたのだと思う。

    人は特別な瞬間よりも、普通の一瞬に救われるのかもしれない。
    何も起きない夜、交わした小さな会話、
    そして「普通ですね」と笑われた瞬間。
    そういう断片が、静かに心に積もっていく。


    これで一区切り。

    この余白の先に、それぞれの物語が続いていきますように。

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  • 🌙【第11話 新人のスタッフがぽろっと言った一言】


    新人スタッフというのは最初は何もかもが新鮮だ。
    慣れてしまえば見えなくなることを、彼らは素直に口にする。

    入って数日の若いスタッフが、片付けを手伝いながらこう漏らした。

    「この仕事って…思ってたより難しいんですね」

    最初は、ただの一言に聞こえた。
    だが、あとになってじわじわ効いてきた。

    彼は最初、メンズエステというものを「楽に稼げる」「女の子が働いているだけ」と思っていたらしい。
    でも、実際に電話を取って、お客様に予約を案内して、
    女の子の待機中の表情やちょっとした愚痴に触れて、
    「ここは仕事場である前に、人と人が交わる場なんだ」
    そう感じたんだろう。

    経営者にとっては当たり前のことでも、
    新人にとっては“発見”なんだ。
    そして、その発見があるから、組織はまた新しい空気を取り込める。

    数字や戦略を追うのは経営者の仕事だ。
    だが、女の子が「ここなら頑張れる」と笑う瞬間や、
    スタッフが「ここは思ったより人間くさい」と呟く瞬間に、
    本当の意味で店の価値は宿るんだと思う。

    あの日の彼の言葉は、ありふれていたけど、不思議と耳に残った。
    その“ありふれた視点”こそが、僕には一番欠けがちだから。



    ▶次回予告

    新人スタッフが目にした「女の子たちの素顔」。

    そこにあったのは、想像よりもずっとリアルで、温度のある日常だった。

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  • 🌙【第10話「頑張りたい」と言ったその子が

    🌙【第10話「頑張りたい」と言ったその子が、次の日に笑いながら口にした“ある一言”。それが店の空気を変えた。】


    人は一度つまずくと立ち直るよりも逃げるほうが楽だ。
    だから「もう一度頑張りたい」という言葉には軽さと重さが同居している。

    「また出勤していいですか?」
    LINEが入ったのは夜中の2時を過ぎた頃だった。

    こういう連絡は珍しくない。
    “辞めるつもりだった子が戻りたいと言う”メンエスではよくある話だ。
    ただし大事なのは言葉じゃなくて行動。
    どれだけ強い気持ちを並べても翌日に顔を出さなければそれまでだ。

    だから正直、期待はしていなかった。
    けれど次の日の昼。

    「おはようございます!」
    笑顔でそう言った瞬間事務所の空気がふっと変わった。

    事務所のスタッフが「おぉ、戻ってきたんだ」って軽く笑って、
    店長も「おかえり」みたいな表情をして。
    それまでのピリついた雰囲気が、嘘みたいに柔らかくなった。

    僕に向かって彼女が言った。
    「来ないと思ってたでしょ?笑」

    冗談みたいに笑っていたけどその奥には決意がにじんでいた。
    逃げるのは簡単だったはずだ。
    でも彼女は“戻る”という一番しんどい選択をした。

    仕事が上手くいくとか、稼げるとか、それももちろん大事だ。
    けれど「ここなら、もう一回やり直してもいいかも」って思える空気をつくれるかどうか。
    その空気を守るのが、僕の仕事なんだと改めて思った。



    ▶次回予告

    新人のスタッフがぽろっと言った一言。
    「代表、この仕事って思ってたより○○ですね」

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